もしも絶対音感という言葉をまともに定義するつもりがこの社会にあるならば、その条件として1セント以下の音感が必要でしょう。(絶対音感という言葉にはまともな定義がありません)

音というものは空気の振動であり、純然たるアナログ量ですので、何をもって絶対となすか、ということを定めることは原理的に不可能です。しかし1セントの音感は、1オクターブを1200分の1の単位で感知することのできる能力であり、なおかつ一般的に使用されている機械類の精度を完全に上回りますので、これ以上の精度を必要とすることはもはやないという、一つの極限に達していると考えられます。

よって(科学的な妥当性は満たしませんが)、1セントの音感は絶対音感であると自称して何ら差し支えないと考えられます。

この1レベル下に位置する2セントの音感に対しても2倍の能力を持つわけですから、このレベルの音感を絶対音感と呼んで問題になることは現実の範囲内にはないと想定されます。

あなたは神の領域を征しました。見事な勇者です。おめでとうございます。